決算期の棚卸しで在庫を確認しよう
小売店では、「棚卸しセール!」などの広告や看板をしばしば見かけることがあります。
棚卸しとは、決算日時点で残っている商品の在庫数を数え、在庫の金額を計算することです。
決算においては、売上と原価が計算の基本となります。
「仕入れ金額-在庫金額=売上原価」であり、さらに「売上-売上原価=売上総利益」です。
この計算の基礎とするために、在庫を確認して在庫金額をはじき出す必要があるわけです。
物量の多い企業では、手作業での在庫確認をしているヒマなんてありません。
それゆえに、多くの企業では在庫管理のためのシステムを導入し、端末上で現時点での在庫数が瞬時に確認できる体制を整えています。
ただし、システム上の在庫確認には、大きな落とし穴があります。
出庫、入庫が人間の手作業で行われている以上、システムによる在庫数と実数には誤差が生じる場合があるからです。
中には従業員が不正を働いているケースもあるので、システム上の在庫数と実数に差が生じることを防ぐには、やはり実数を手作業で確認するのが最も正確な方法だと言えるでしょう。
実際に、日ごろはシステム上の在庫管理に頼っている会社でも、決算期は人員を割いたり専門業者に依頼して手作業の棚卸しを実施し、実数を確認していることが多いようです。
正確な在庫数を見極めて適正な処分を
決算期の棚卸しでは、在庫品の実数を知ることができます。
もし在庫管理のシステムを導入していない場合は、日々の在庫数を確認することはとても大変なので、決算期の棚卸しによってはじめて在庫の実数を知ることになります。
決算期の棚卸しによって在庫数を確認すれば、過剰在庫を見極めることができるので、そこから在庫品の処分を考えると良いでしょう。
ある程度の在庫品は需要の不確実性に備えて必要ですが、明らかな余剰在庫はキャッシュフローを停滞させるだけです。
決算期の棚卸しで過剰在庫の数量が判明したら、在庫品買取サービスのリカバリーに処分を依頼して、様々な悩みを一気に解消しましょう。
生活用品や賞味期限が近づいた食品、小ロットの商品、大手流通ルートでは販売できない商品など、様々なご要望に応じることができます。
販売先も、自社直営の小売店からネット販売不可などが指定でき、しかも買い叩きをしない「WIN WIN」をモットーにしています。
もちろん、情報は漏れないように秘密厳守しますが、販売先をお伝えすることもできます。
決算期の棚卸しで判明した余剰在庫品は、リカバリーで現金化してキャッシュフローを改善しましょう。